アレルギー疾患
金属アレルギー
金属は水や汗に触れるとイオンとなって溶け、皮膚に触れるとかぶれ(接触皮膚炎)の原因となります。
合金に含まれるニッケルやクロムはかぶれやすいです。純金、銀、白金(プラチナ)でかぶれる方も少数ながらいらっしゃいます。
金属ではチタンが最もかぶれにくいとされています。ピアスにはチタン製(軸、キャッチ)をお勧めします。なお、当院ではチタン試薬(海外輸入)のパッチテストも施行しています。
蒲郡市内だけでなく西尾市、幸田町、岡崎市、豊橋市方面(三河全域(西三河・東三河))から受診されています。
原因金属を探すために、パッチテスト(検査)をします。
パッチテスト希望の方は、先ず診察を受けた後に、パッチテストの日時を予約して頂きます。
20種類の金属試薬(ゼリー、液)を着けたテープを皮膚(上腕部か背部)に貼り付けます。
初回と2日後、3日後、7日後にご来院下さい。
テストの判定を、2日後(約48時間後)と3日後(約72時間後)
そして、7日後(1週間後)に判定するとより正確な結果がでます。
2日後には反応がなかったのに、7日後の反応することも少なくありません。
患者さんの中には、2週間後に反応が出る方もいました。
検査の副作用として、パッチテスト部位のかぶれ、色素沈着があります。
まれですが、パッチテストによりアナフィラキシー様の症状の出る方がいます。
テスト中に、かゆみがひどくなり、吐き気、息苦しさなどが出たときは、パッチテスト部位のテープを剥がし、金属エキスを拭いて洗い流し、救急外来に受診して下さい。
医療法人 さくら皮フ科