皮膚疾患
虫さされ
虫さされ(ハチ、ムカデなど)の注意点
ハチは、山や畑だけでなく、公園、自宅の庭にもいます。
外に干した洗濯物についてきて刺されることもあります。
ハチなどに刺されると、最初は激痛を伴うじんましん様の紅斑になり、後で赤く腫れて来ます。ひどい場合は、皮膚の下の脂肪組織に細菌が入り込んで
治療は、軽症では、蚊などの虫さされと同じです。かゆみ、炎症をおさえる軟膏を塗ります。患部を冷して、安静にしてください。
しかし、細菌が入って二次感染になり、蜂窩織炎、リンパ節炎になった場合は、患部を冷して、安静にし、抗生物質の投与(内服薬、注射)が必要です。
一番大切なのは安静です。刺された部位を動かしていて、安静が守れないと、どんどん悪化します。(足や手の場合は仕事を数日休むほうが早道です。)
足や手の場合は、安静が守れないと1日であっという間に悪くなり、1週間位の入院が必要なことも少なくありません。
まれに、
重症のアレルギー反応(アナフィラキシー ショック)を起こすことがあります。
この場合、刺されて30分~60分以内(まれに数時間後)に、冷や汗、手足口のしびれ、全身のじんま疹、気分不快、呼吸困難、意識消失などが起こります。周りの人に刺されたことを伝えて下さい。大きな病院で救命処置をしないと死亡することもあります。(日本で毎年40名前後がショック死)
迷わず救急車などで大きな病院に直行して下さい。
お大事にして下さい。 医療法人 さくら皮フ科