皮膚疾患

にきび(ニキビ、アクネ、ざそう、尋常性痤瘡)

にきびの患者さんへ

にきびは、小学校4、5年生頃から始まり、中学1年生で6割以上、中学3年生の8割以上に認められ、思春期までに日本人の95%が経験している病気です。20才頃から軽快してきます。しかし軽快、再発を繰り返す慢性炎症性疾患です。
にきびは正式には尋常性痤瘡(じんじょうせい ざそう)と言います。
毛穴のつまり(毛穴の先端の角化)と皮脂分泌の増加(性ホルモン作用)によって面ぽう(面皰)というにきびの赤ちゃんができます(非炎症性にきび)。そこに、にきび菌が増殖すると赤いぶつぶつ(炎症性にきび)になります。(ちなみに、初期の微小面ぽうは肉眼では見えません)
体調や体質による要素が大きく、すぐに治ってしまうものではありません。生活が乱れストレスがあり、食生活が乱れ、睡眠不足、便秘、喫煙があると治りにくいです。
規則正しい日常の生活習慣が大切です。

  1. 石鹸とお湯を使って1日2回洗顔をしましょう。石鹸はよく泡立ててなでる様に洗い流します。
    手やタオルでこすらないこと。
  2. 前髪が額にかからないようにしましょう。少なくとも家では前髪をあげましょう。
  3. 便通を整えましょう。便秘はにきびを悪くします。女性のにきびは生理と関係することもあります。
  4. 過労、夜ふかしは大敵です。規則正しい生活を送りましょう。タバコもにきびの大敵です。
  5. ストレスもにきびを悪くする大きな原因です。例えば、テスト前に悪くなり、テスト後は一時的に良くなる場合が多いです。
  6. 食事に注意しましょう。洋菓子(チョコ、ケーキ、アイス、ポテトチップなどスナック)、揚げ物、脂っこい食べ物、ナッツ(ピーナッツ、アーモンド等)、ファーストフード(ピザ、フライドチキン、ハンバーガー等)などを食べ過ぎるとにきびが悪化する場合があります。
    また野菜を十分に食べましょう。
  7. にきび痕(あと)を未然に防ぐため、出来るだけ早期に治療を開始しましょう。
    面ぽうはコメド(comedo)とも呼びます。
    この初期症状の面ぽう(コメド)を治療することが最も重要です。
    お化粧品は、毛穴の面ぽう(コメド)を塞がないノンコメドジェニックのものを使います。
  8. 治療は、外用薬と内服薬(ビタミン剤、漢方薬、抗菌剤など)があります。
    外用薬には、
    抗菌外用薬(アクアチムクリーム、ダラシン、ゼビアックス)、
    面ぽうを治す外用治療薬(イオウカンフル、ディフェリン、BPO、エピデュオ、デュアック)
    が有効です。
    BPO、ディフェリンは画期的な薬です。
    しかし、BPOゲルは刺激感、乾燥などの副作用があります。乾燥の強い場合は保湿剤を併用します。
    またBPOでかゆみ、かぶれを起こす方が2割程います。その場合はBPOをすぐに中止して下さい。
    ディフェリンも一時的な刺激感が8割の方で2週間程続き、その後徐々に馴染んできます。
    乾燥の強い場合は保湿剤を併用します。
    9割の方はそのまま使用できますが、1割の方で副作用のため使用できません。
    肌に合った薬を選択していきます。
    何れの薬も効果が出るまで3カ月程(早いと1、2週間)かかります。
    化膿の強い場合は抗菌剤を適宜内服します。
    西洋薬で十分な効果が出ない方には漢方薬を併用します。

    皮脂分泌を抑える薬は日本ではまだ承認されていません。

 

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医療法人さくら皮フ科

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